東京都の消費保安基準

<保安距離の適用基準>

●第1種地区
観賞用に煙火を消費する場合であって、消費場所周辺に人家が密集し、極めて多数の観衆が予想される地区で、1級の保安距離とする。(隅田川の花火大会の開催地)
●第2種地区
観賞用に煙火を消費する場合であって、消費場所周辺に人家が密集しているか、多くの観衆が予想される地区で、1級の保安距離とする。(都内で開催される花火大会の大半)
信号用として煙火を消費する場合であって、多数の観衆が予想される地区で、1級の保安距離とする。(野球または見本市会場の用地内)
●第3種地区
第1種地区・第2種地区の何れにも該当しない地区は、2級の保安距離とする。

※全ての地区において、玉の内容および打上方法等と考慮する場合は、級が緩和される。

玉の種類

保安距離

1級(m)

2級(m)

3級(m)

7.5cm以下(2.5号玉)

ぽか物

100

40

25

割り物

100

65

40

9cm以下(3号玉)

ぽか物

100

65

40

割り物

140

100

60

12cm以下(4号玉)

ぽか物

110

75

45

割り物

150

110

65

15cm以下(5号玉)

ぽか物

150

130

100

割り物

210

180

130

18cm以下(6号玉)

 

220

190

130

24cm以下(8号玉)

 

250

210

130

30cm以下(10号玉)

 

290

240

150

45cm以下(15号玉)

 

300

250

150

60cm以下(20号玉)

 

400

300

200

<花火大会を中止する場合>

●強風の場合
常識的な意味の強風であって、風速10m以上の場合。
海上または水上で消費する場合、波浪が高く打上筒大きく傾斜して、打上方向が変わり危険となる場合。
●大雨などのため、発射薬や導火線が吸湿(吸水)するおそれがある場合
●火災警報が発令された場合

以上の場合、関係官公庁・主催者との十分の協議のうえ、中止とする。

(日本煙火協会提供)

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